口臭の改善
歯科の多くが口臭外来を行うようになってきました。これは口臭の原因が歯や口の中にあることが多いからです。
歯を磨くことだけでは口臭を改善することはできません。もちろん、口臭外来ではいろいろな検査をしますから、どこに口臭の原因があるかある程度予測できます
。
一番多いのは口の中の細菌です。
これは唾液の分泌が弱くなっている場合に特徴的な口臭ですね。そこで口臭の改善として唾液を増やすことを考えてみましょう。どうすれば唾液の分泌を増やすことができるでしょうか。
食事をする時やガムを噛んでいる時は唾液がたくさん出ますよね。また、飲み物を飲む時も唾液がたくさん出るのです。おしゃべりをする時も唾液が出ます。つまり、何らかの形で口を動かしている時には唾液が出ていると言うことです。
一番唾液が少ないのは寝ている時です。したがって、朝一番の口の中が一番口臭が強いのです。朝の口臭を改善するためには、朝ご飯を食べたり、飲み物を飲んだりして口を動かし、唾液を分泌させることです。
歯磨きをすることではないのです。舌を磨くことで口臭が改善されると言う人もいますが、唾液の分泌は舌の表面の状態にも影響されます。舌の白い膜をごしごしと取ってしまうことは唾液の分泌を抑制してしまうのです。
このように、口臭の改善方法はインターネットにたくさん掲載されていますが、すべてが正しいとは限りません。自分なりに納得できた方法を試すことが大切です。