外国の口臭外来
口臭外来を訪れる人が増えているそうです。
口臭に不安を持つ人が近年になって増えているからです。
しかし、口臭外来では客観的な口臭を確認できないケースもあります。
本人だけが口臭で悩んでいるのです。
口臭に関する研究は世界的に見て、日本は進んでいるそうです。
しかし、それが口臭で悩む人のニーズに応えているとは言い難いのです。
口臭を外国人はどのように認識しているのでしょうか。
もちろん、会話時の悪臭は不評を買うことは世界中で共通です。
しかし、外国の文献に出てくる口臭とは口腔内に限定した悪臭のことを指すのが一般的です。
歯科医が考えている口臭と患者が問題視している口臭は必ずしも一致しないのです。
国際口臭学会では口臭の分類が治療を必要とする分類と合わせて、統一した表記がなされています。
生理的口臭は患者が悩んでいるのですが、医師が客観的に知ることができるものではありません。
したがって、患者の考え過ぎだとして切り捨てられる傾向にあるのです。
また、口臭の定義があいまいで、口腔内ガスと呼気性ガスの区別が明確ではありません。
いずれにしても、外国でも口臭に悩む人はいます。
外国の方が多いと言ってもいいでしょう。
文化の違いによって、臭いに対する考え方は異なりますが、現代ではその差がなくなっているのです。
例えば、香水は日本で使われることはほとんどありませんでした。
しかし、現代人の多くが当たり前のように香水を付けるのです。