子どもの口臭
子どもの口臭の原因の多くは口呼吸にあると言われています。子どもを対象とした口臭外来を行っている歯科もたくさんあるのですが、口臭外来で診察しなくても、口呼吸を治してやることが大切です。
もちろん、口呼吸を行うのは子どもだけではありません。しかし、子どもの時の習慣は大人になっても続きます。口臭の面だけではなく、口呼吸は改善すべき習慣なのです。鼻呼吸に慣れることによって、口臭は自然と解消されていきます。
小児歯科でも口臭外来を行っているところがあります。鼻呼吸のための専門の器具を使用したりして、口呼吸を治療してくれるのです。
子どもの時は口臭を気にすることはほとんどありません。周りの大人が子どもに注意することによって、それがプレッシャーとなります。子どもの口臭治療を行う時でも、プレッシャーとならないような配慮が必要です。
子どものためを思って親は口臭外来に連れて行くのですが、子どもには大きな負担となっているケースが多いのです。ストレスを受け続けると、精神的に不安定になり肉体的にも影響が出ることになります。
子どもの時の口臭外来は無理をしないことですね。ある程度の年齢になってから、治療することも視野に入れておきましょう。
ただ、子ども同士の場合は口臭が原因でいじめに発展することもあります。大人と違って子どもははっきりと気持ちを口にしてしまいます。息が臭いと言われた子どものショックは大きなものになるのです。親としてはそうならないように口臭治療を受けさせておきたいものですね。